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トヨタビックエアー

TOYOTA BIG AIR(トヨタビックエアー)が終了・中止になった本当の理由!

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スノーボードの国際大会を一つ挙げてみて!という問いに対して、「トヨタビックエアー」と答える方が未だに結構いらっしゃいますが、トヨタビックエアーは2014年実は終了して国際大会なのです!

 

日本において、トヨタビックエアーという大会は、スノーボードの国際大会の中でもビックな大会であったことが記憶に新しいですが、なぜトヨタビックエアーが終了してしまったのか??

 

推察を含めた本当の理由に迫っていきたいと思います!

 

 

トヨタビックエアーの概要

 

まずは、トヨタビックエアーの歴史を少し振り返ります。

 

国際スノーボード連盟公認のストレートジャンプコンテストとして、1997年に真駒内屋外競技場で第1回大会が開催されました。

 

2011年の第15回大会まで上記の競技場が使用されていましたが、一方で、大会期間中に強風や降雪に見舞われることがよくありました。

 

この会場は、天候に左右されやすく天候が回復するまで何度も競技の中断がなされていたようです。

 

2012年の第16回大会からは、「フルモデルチェンジ」をコンセプトに、風や天候の影響を受けない札幌ドームで大会を開催しています。

 

札幌ドームでの開催期間中は、アリーナ上に高さ36mのストレートジャンプ台を仮設したうえで、5tトラック400台分に相当する量の雪をジャンプ台や着地点に敷き詰めているといいます。

 

大会は、予選および本戦の2日間にわたって開催されます!大会期間中には、札幌市内で参加選手を交えてのライブイベントやフェアウェルパーティーも開催されるのです。

 

当時を振り返ると、第16回大会では初音ミクとのコラボレーション企画「TOYOTA BIG AIR×初音ミク」を展開していました。こちらが当時の動画です。

 

トヨタビックエアー終了の発表内容を振り返る

 

トヨタビックエアーの終了が発表された公式文書を再度振り返ってみましょう。

 

TOYOTA BIG AIRのファンのみなさま並びに出場選手のみなさまにおかれましてはこれまでTOYOTA BIG AIRをお引き立ていただき誠に有難うございます。

TOYOTA PRESENTS BIG AIR CONTEST in SAPPOROとして1997年に第1回大会を開催させていただいて以来、大会は2014年まで18回を重ねてまいりました。

大会会場につきましても第1回大会から15回大会までは真駒内屋外競技場、16回大会からは札幌ドームにその舞台を移し、世界のトップライダーが集う世界最大規模のスノーボードストレートジャンプコンテストとして成長を続けてきました。これまでのみなさまのご支援、ご協力に心より感謝申し上げます。

しかし、残念ながら大会は第18回大会をもちまして終了とさせていただくことになりました。これまで大会を支えていただきましたファンのみなさま、選手のみなさま、関係者のみなさまに深く御礼申し上げます。

第19回大会を楽しみにしていたみなさまには誠に申し訳ありませんが、ご容赦いただきたくお願いするととともに北海道テレビとしましては今後も北海道に根差したメディアとしてウィンタースポーツ並びにスノーボードコミュニティの発展に微力ながら尽力していきたい所存です。

尚、TOYOTA BIG AIR1次予選としてさっぽろ雪まつり会場にて実施していました「白い恋人PARK AIR」につきましては、TOYOTA BIG AIR1次予選という枠組みではなくなりますが、イベントは継続していく予定ですので、みなさまのご来場、ご参加をお待ちしております。

参照:https://www.facebook.com/TOYOTABIGAIR

 

以下のように、公式FacebookやTwwiterページでも公開されていましたね。

 

 

 

1997年に開催された日本最大のビッグエアー大会として、テレビ放映が後ろ盾してスノーボードシーンを盛り上げて来ただけに、ファンの中では2014年の大会の終了を聞いた時には激震が走りました。

 

トヨタビックエアーは、ワールドスノーボードツアーの「TTR」でも重要大会と認定されており、今や日本だけではなく世界中から注目される大会となっていました。

 

Salomon Snowboardingのfacebookによると、日本のスノーボード レジェンドで、サロモンのマーケティングマネージャーとして働く田原Rio氏の下に大会事務局から連絡が入り、“開催の終了”が伝えられたそうです......

 

2018年の平昌オリンピックからパラレル回転が実施種目から外れ、スノーボードビッグエアー大会が正式種目となっていただけに、日本最大級の国際大会が無くなってしまうのは日本のスノーボードシーンにとっても大きな損失になったことでしょう。

 

トヨタビックエアーの大会終了の本当の理由を推察!

 

あらゆる憶測が飛んだと思われるトヨタビックエアーの大会終了の本当の理由。筆者自身がかなりの情報を掻き集め調べてみました。

 

日本のビッグエア競技の現状ですが、以前はいろいろな大会が開かれていました。

 

トヨタビックエア以外にも、実は「日産X-TRAIL JAM」という大会もあったのです!最近の若者でご存知の方のほうが少ないと思います。

 

ただ、こうした大会が次々と撤退していく....その理由は2つあると推察します。

 

1つ目がスノーボードブームの衰退や停滞です!

 

スキーはもちろんなのですが、スノーボードは若者に人気のウインタースポーツという印象が過去にありました。

 

が、ここ最近ではスノーボードはトレンドから遠ざかっているように思えます。その証拠がこちらです↓

 

 

2006年から2016年までのスキーとスノーボードの参加人口は横ばいに推移し下げ止まっている状況です。

 

そして、年代別のスノーボードへの参加率をみてみると、若者と言われている10代-20代の男女の参加率は高い傾向ですが、以降はスノーボードの参加率は劇的に低下しています。

 

 

これまで若者だった男女が中堅どころになっていくと、家族や仕事の兼合いもありなかなかスノーボードにいく機会も失っていきます。

 

こうして、トヨタビックエア世代である中堅の方々がスノーボーダーを離れて行ったことに繋がったのだと思います。

 

以上が1つ目の理由です。

 

そして、2つ目の大きな理由が、冠スポンサートヨタの離脱です。

 

過去、2001年から2008年までX-TRAIL JAM(エクス-トレイル・ジャム)が開催されていましたが、2008年に日産のスポンサー離脱によりX-TRAIL JAMは終了となりました。

 

2008年はリーマンショックや震災の影響もあり日産の業績は芳しくありませんでした。第1期四半期決算でも、前年対比で20%減の経常利益という結果に。

 

そうなると、企業はまず広告宣伝費を削減しなければなりません。その結果、スポンサーを離脱し大会が終了したと思われます。

 

では、トヨタビックエアーはどうでしょうか??

 

2008年の日産とは矛盾しますが、2013年のトヨタの純利益は過去最高水準を更新する1兆8231億円もの巨額の当期純利益を獲得しました。

 

この結果、広告宣伝費に影響は無いものと思っていましたが、2014年を最後に冠スポンサーを離脱しています。

 

おそらく、1つ目の理由に記載したスノーボードの経験ある方向けにトレンド分析をした結果、日本での国際大会の需要が少ないという結果に至ることが分かります。

 

また、会場の設置や宣伝費に運営自体にもかなりの資金繰りが必要になるため、将来性を見た分析の基日本からの撤退を結論付けたのでは無いかと推察しています。

 

日本人にも世界で活躍するトップ選手がいるというのに、自国の大会でなかなか見ることができないというのはかなり寂しい実情です。

 

トヨタビックエアー亡き後の大会とは?

 

2014年に奇しくも終了したトヨタビックエアー。同時期に開催していた「白い恋人PARK AIR 2018」は今もなおその意思を引き継いで開催されています。

 

2007年に初開催され、2010年からは大通西3丁目で開催。

 

札幌の大通公園内に作られた全長65メートル・高さ24メートルの巨大ジャンプ台にスノーボーダー&スキーヤーが集い、ストレートジャンプやモーグルスキーの華麗なパフォーマンスを繰り広げるインシティーイベントなのです。

 

ウインタースポーツファンのみならず、国内外の観光客らで賑わうさっぽろ雪まつり注目度No.1のエンターテイメントはこちら↓

 

 

2018年の平昌五輪でビックエアーが正式種目に!

 

平昌オリンピックから、ハーフパイプ、スロープスタイル、パラレル大回転、スノーボードクロスに加えて、ビッグエアーが新たにスノーボードの種目に加わりました。

 

ビッグエアーは別名ワンメイクとも呼ばれるストレートジャンプ競技でもあり、ジャンプ台(キッカー)を使って空中に飛び出し(エア)、技(トリック)の難易度や完成度を競います。

 

ビッグエアーの魅力は、ハーフパイプやスロープスタイルなどトリックのルーティンを考える必要がある種目と違い、一回のエアにライダーが集中するため一回一回が最高難易度のトリックとなる点です。

 


しかし、こうした高回転化することで競技色が強くなり、スノーボードにおいて重視されるスタイル(かっこよさ)が失われている、と危惧する声があったりするのも面白い所で、トップライダー達は高難易度のトリックに挑戦しつつも自分たちのスタイルを出せるよう今も昔も日々研鑽しているというわけです。

 

ビックエアーが終了した今、日本のビックエアファンにとっては海外の映像しか見ることができない状況が続いています。

 

平昌オリンピックでビッグエアーという競技に注目が集まり、国内でも海外のトップライダーが集まって競う大会が再び開催されるようになることをファンの一人として心から願っています!

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